今回は、Google Cloudの認定資格「Professional Cloud Security Engineer」に合格した勉強方法について説明します!
先日、この認定試験に合格しました。この認定試験は、Google Cloud認定資格の中でも、トップレベルの難易度になっています。今回は、私が行った勉強方法とこうしとけば良かったという改善点を綴ります。
是非、最後までご覧いただけると嬉しいです。
受験の前に
まず、Professional Cloud Security Engineerを受験する前に、Professional Cloud Architect認定を取得しておいたほうが良いです。理由としては、Professional Cloud Security Engineerは、名前の通り、Securityに関する問題が多く出題されますが、前提として、Google Cloud サービスの知識が必要になるからです。Google Cloudの全般的なサービスの学習をするためには、Professional Cloud Architect認定の勉強を行うことをオススメします。
私も、Professional Cloud Architect認定を取得するために、Google Cloudサービスを網羅的に勉強していたので、合格することができたと考えています。ちなみに、こちらの試験も合格しています。
認定取得のために使用した、Udemyの講座を下記になります。同じ様な問題が多く出題されていた印象です。ぜひ、まずは、こちらを使用してProfessional Cloud Architect認定を取得してみてください。
・【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Cloud Architect 模擬問題集
https://www.udemy.com/course/google-cloud-professional-cloud-architect-i/
こちらの問題集を何度も行って、100%に近い点数を取得できれば合格はできると思います。また、問題集を行う際、各解答にある参考リンクを参照して、Google Cloudの知識を習得してください。試験に合格することも重要ですが、Professional Cloud Security Engineerは、より詳細な内容を問われる問題が多いので、Google Cloudの全般的な知識が必要になります。
勉強方法
次に勉強方法について説明します。私が使用した学習素材は、下記3点です。
- Udemyの問題集
- 模擬試験
- Google Cloudドキュメント
各素材を使用して、どのように勉強したかを1つずつ説明していきます。
1.Udemyの問題集
Udemyの問題集については、下記を使用しました。
・Google Cloud Professional Cloud Security Engineer Exam 2023
https://www.udemy.com/course/google-cloud-professional-cloud-security-engineer-exam-2022/
こちらの問題集は、英語の問題集です。Professional Cloud Security Engineerの試験は、昨年日本語されたことから、Udemyで日本語の問題集が少ないです。また、日本語の問題集は、評価を見ているとあまりよくなかったので、今回は、英語の問題集を購入して勉強しました。
私も英語は分かりませんが、DeepLという翻訳ツールを使用すれば、簡単に日本語にすることができます。
使用方法は、Chromeの機能拡張でDeepLをインストールして有効にします。ダウンロードは、下記DeepLのHPをご参考にしてください。
・DeepLのChrome拡張機能
https://www.deepl.com/ja/chrome-extension
Udemyの問題集は、問題部分はテキストですが、回答部分が画像になっています。当初、画像のところは翻訳されないのではないかと考えていましたが、問題部分のテキストを選択する際、回答の下の部分までドラッグすると、回答も翻訳されます。おそらく、自動でOCRしているのではないかと考えています。
下記が翻訳した際の画像です。実際の問題部分は、著作権の問題があるので隠しております。
この問題集について、試験に同じ様な問題が3問程度出題されていましたが、基本は全て違う問題でした。
この問題集のメリットは、Udemyのレビューにも記載されていますが、Professional Cloud Security Engineerの知識を習得するには、良い問題集だと考えております。理由は、解答に、参考URLが載っていますし、ほとんどの解答で解説が記載されています。
試験問題と同じ問題は出題されませんが、Professional Cloud Security Engineerの勉強には最適な問題集の一つだと考えています。
勉強方法
- 問題集を実施する
- 間違えた部分をExcel又はスプレッドシートに記録する
- 解答の解説と参考リンクのドキュメントを確認する
- 3.で理解できない内容については、Google検索で、他のサイト(Qiitaや個人ブログ等)を確認する
- 各問題集が100%に近い正解率になった場合、間違えた問題を重点的に実施する
以前のブログでも記載しましたが、人間は思い出す時、記憶に定着するので、何度も問題集を実施することをオススメします!
2.模擬試験
模擬試験については、Google Cloudのホームページにある模擬試験を受験します。下記URLの「模擬試験を受けて」のリンクに模擬試験があります。
・Professional Cloud Security Engineer
https://cloud.google.com/certification/cloud-security-engineer?hl=ja
この模擬試験も、解答に参考URLがあるので、そのURLのドキュメントを確認します。こちらの模擬試験も、実際の試験問題とは違いましたが、Professional Cloud Security Engineerの知識習得には役に立ちました。
勉強方法については、Udemyの場合と同じです。100%正解するまで繰り返し実施します。重要なのは、解説にある参考URLのドキュメントを理解することです。
3.Google Cloudドキュメント
最後に、Google Cloudドキュメントですが、下記「セキュリティ基盤ブループリント」を読み込みました。
・セキュリティ基盤ブループリント
https://cloud.google.com/architecture/security-foundations?hl=ja
こちらについては、各項目毎にドキュメントが別れています。内容は難しいので、何度も読み込みました。黙読だけではなく、理解が難しい部分については、朗読して、耳で聞く勉強方法も取り入れました。また、ドキュメント内に多くのリンクがあるので、そちらも開いて確認しました。
改善点
最後に、こうしとけば良かったと思う改善点について説明します。
試験には合格しましたが、実際受験している際は、不合格だと考えていました。理由としては、試験問題が、Udemyや模擬試験の問題より、1つ奥まった内容であったからです。問題集も模擬試験も、5回程度実施して、ほぼ100%の正解率だったので、かなり自身をもって試験を受験をしましたが、実際は、それより難しかった印象です。
もし、勉強しているときに戻ることができるとしたら、上記で説明した「セキュリティ基盤ブループリント」内のリンクも熟読します。実際、各サービスのポイントは理解はしていましたが、試験を受けて詳細な部分までは理解できていないことに気づきました。また、問題集で出題されていなかった内容を、いつのまにかスルーしていた気がします。
「3.Google Cloudドキュメント」の「セキュリティ基盤ブループリント」の部分で、ドキュメント内のリンクについても確認すると記載しましたが、実際は、「セキュリティ基盤ブループリント」の内容が難しすぎて、リンクまで手が回らなかったのが、実情です。
今後、受験を行う方は、ぜひ、「セキュリティ基盤ブループリント」内のリンクも読み込むことで、自身を持って、受験することができると思います。また、よく理解していないサービスについては、必ず確認してください。
私は、問題に「Cloud HSM」の単語が出てきましたが、まったく何のことか分からなかったです。分からない単語がでてくると、ついつい、それが答えのように思えてしまうので注意が必要です。
最後に、下記が認定証になります。
まとめ
今回は、下記3点について説明を行いました。
- 受験の前に
- 勉強方法
- 改善点
冒頭でも記載しましたが、「Professional Cloud Security Engineer」認定資格は、かなり難易度の高い認定資格の1つです。これから、受験する方は、私のように、問題集の正解率に満足せず、「セキュリティ基盤ブループリント」を熟読することをオススメします。
これからも、Macのシステムエンジニアとして、日々、習得した知識や経験を発信していきますので、是非、ブックマーク登録してくれると嬉しいです!
それでは、次回のブログで!