はじめのAndroidアプリ開発講座②新規プロジェクトの作成と画面構成について説明します!

プログラミング

今回は、Android Studioで新規プロジェクトの作成と画面構成について説明します。

今回から3回に分けて、映画のチケット購入アプリを作成します。その中で、Android Studioの使い方やコードの記述方法などを説明します。今回はテキストやチェックボックス等のビューに重点をおいているので、実際ボタンを押した時のアクションについては、今回のシリーズでは説明しません。アクションについては、別のシリーズで説明します。

是非、最後までご覧いただけると嬉しいです。

新規プロジェクトの作成

完成イメージ

まずは、新規プロジェクトの作成から説明します。

1.New Project 選択

Welcome画面の「New Project」を選択します。

Welcome画面が表示されない場合は、「File」メニューから「New→New Project」を選択します。

2.Empty Activity

サイドバーで「Phone and Tablet」が選択されていることを確認し、「Empty Views Activity」を選択します。「Empty Views Activity」は、レイアウトファイルにビューを追加するだけの、非常にシンプルなActivityです。今回は、こちらを使用してチケット購入アプリを作成します。

3.プロジェクト設定

プロジェクトの設定を行います。下記を参考にして設定してください。基本、どの項目も自由に設定できますが、NameやPackage Nameは英数記号で設定してください。

  • Name:アプリ名ではなく、プロジェクト名です。今回は作成するアプリの名前にしています。アプリ名については、後ほど説明するstrings.xmlで設定します。
  • Package Name:Android アプリ固有の識別子です。会社で作成するアプリの場合は、ドメインを逆にしたものにします。例えば、「com.hajime.tickeyApp」です。パッケージ名は、後で変更することが可能です。
  • Save location:プロジェクトを保存するフォルダです。初期設定は、ホームフォルダのAndroidStudioProjectsの中に保存されます。
  • Language:使用するプログラミング言語を選択できます。Kotlin又はJavaから選択できます。今回は、Kotlinを使用します。
  • Minimum SDK:アプリが動作する最小のAndorid OSを指定することができます。初期設定は、Andoroid 7.0です。自分が使用しているAndroid OSのバージョンに合わせて設定します。バージョンを下げると、使用できない機能が出てくるので注意が必要です。

4.ライブラリのインストール

プロジェクトに必要なライブラリのインストールが自動で始まります。

完了すると、右下のボタンがFinishになるので、選択します。

5.完了

正常にプロジェクトが作成されると、初期画面が開きます。

以上で、新規プロジェクトの作成に関する説明は終わりになります。

画面構成の説明

次は、Android Studioの画面構成について説明します。初期画面では、「What’s New」等が表示されているので、右上の「ー」アイコンを選択して閉じておきます。

画面構成

Android Studioは、2つのウィンドウと1つのバーで構成されています。

  • ツールウィンドウ
  • エディタウィンドウ
  • ツールバー

ツールウィンドウ

ツールウィンドウは、プロジェクトのさまざまな側面を表示するためのウィンドウです。ツールウィンドウは、Android Studioの左側に表示されます。

ツールウィンドウには、次のようなものがあります。

  • Projectウィンドウ: プロジェクトのファイルとフォルダを表示
  • Structureウィンドウ: プロジェクトのクラスと依存関係を表示
  • Logcatウィンドウ: アプリのログメッセージを表示
  • Android Device Monitorツールウィンドウ: 実行中のアプリのステータスを表示

「Viewメニュー」の中の「Tool Windows」から表示・非表示を行うことができます。

ツールウィンドウは、プロジェクトの特定のタスクを実行するために使用できます。

Projectツールウィンドウは、プロジェクトのファイルを開いたり、フォルダを作成したり、ファイルの変更を保存したりできます。

Structureツールウィンドウは、プロジェクトのクラスと依存関係を表示したり、クラスのコードを確認したりできます。

Logcatツールウィンドウは、アプリのログメッセージを表示したり、アプリの動作をデバッグしたりできます。

Android Device Monitorツールウィンドウは、実行中のアプリのステータスを表示したり、アプリのパフォーマンスを監視したりできます。

Android Studioのツールウィンドウは、プロジェクトのさまざまな側面を表示するための強力なツールです。ツールウィンドウを使用して、プロジェクトをより効率的に管理し、アプリの開発をスピードアップできます。

エディタウィンドウ

Android Studioのエディタウィンドウは、コードの編集、デバッグ、実行を行うためのものです。エディタウィンドウは、プロジェクトのファイルとフォルダを開いて表示できます。エディタウィンドウには、コードの表示、デバッグ、実行に役立つさまざまな機能が備わっています。

エディタウィンドウの機能の例を次に示します。

  • コードの折りたたみと展開: コードを折りたたんで、表示する領域を制御
  • コードのナビゲーション: コード内の特定の行、列、またはシンボルにすばやく移動
  • コードの補完: コードを入力するときに、候補を表示
  • コードのフォーマット: コードのフォーマットを自動的に調整
  • コードのデバッグ: コードをデバッグして、エラーを見つけて修正
  • コードの実行: コードを実行して、アプリをテスト

エディタウィンドウは、コードの編集、デバッグ、実行を行うための強力なツールです。エディタウィンドウを使用して、コードをより効率的に作成し、アプリの開発をスピードアップできます。

ツールバー

Android Studioのツールバーは、Android Studioのさまざまな機能を実行するためのボタンやメニューが並んでいるバーです。ツールバーは、Android Studioの一番上に表示されます。

上記画像のツールバーは、「View」メニューの中の「Appearance」→「Toolbar」から表示したものです。

ツールバーには、次のボタンが含まれています。

  • プロジェクトを開く: 既存のプロジェクトを開く
  • 保存: 現在のファイルを保存
  • リロード: 現在のファイルをリロード
  • 実行: 現在のファイルを実行
  • デバッグ: 現在のファイルをデバッグ
  • 停止: 現在の実行を停止
  • ビルド: 現在のプロジェクトをビルド

ツールバーは、プロジェクトのさまざまなタスクを実行するための強力なツールです。ツールバーを使用して、プロジェクトをより効率的に管理し、アプリの開発をスピードアップできます。

以上で、Android Studio画面構成の説明は終わりになります。

Androidビューのファイル構成

Andoroidビューは、3つのフォルダに分かれています。

  1. manifests
  2. java
  3. res

1.manifests

manifestsフォルダには、アプリのマニフェストファイルが格納されています。AndroidManifests.xmlは、アプリの基本的な設定や権限が記載されています。

2.java

javaフォルダには、アプリのJavaコードが格納されています。Javaコードには、アプリのロジックやUIが記載されています。Kotolinのソースコードファイルも、このフォルダに格納します。

3.res

resフォルダには、アプリのリソースが格納されています。リソースには、画像、テキスト、レイアウトなどのファイルが格納されています。

サブフォルダ名内容
drawable画像やアイコンなどのリソースが格納
layoutアプリの画面レイアウトファイルが格納
mipmapアイコンやロゴなどのリソースが格納
values文字列、カラー、サイズなどのリソースが格納
resに格納されるファイル

以上で、Androidビューファイル構成の説明は終わりになります。

まとめ

本日は下記3点について説明しました。

  1. 新規プロジェクトの作成
  2. 画面構成の説明
  3. Androidビューのファイル構成

Androidアプリを開発する上で、画面構成やファイル構成についての基礎はとても重要です。今回のブログを参考にしていただければと思います。

次回のブログでは、実際にチケット購入アプリを作成するために、テキストやボタン等を配置していきます。

これからも、Macのシステムエンジニアとして、日々、習得した知識や経験を発信していきますので、是非、ブックマーク登録してくれると嬉しいです!

それでは、次回のブログで!

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