はじめのProfessional Cloud Network Engineer認定取得講座⑭模擬試験から重要項目をピックアップして説明します! 〜その玖〜

クラウド

今回のブログは、Professional Cloud Network Engineer認定取得講座14回目です!今回は、「模擬試験から重要項目をピックアップして説明します! 〜その玖〜」です!

今回も、「Professional Cloud Network Engineer」認定資格の模擬試験から、私がピックアップした重要項目について説明します。模擬試験については、下記URLから受験することができます。

Professional Cloud Network Engineer 模擬試験

是非、最後までご覧いただけると嬉しいです。

VPC 設計のベストプラクティス

Google Cloud の VPC 設計のベストプラクティスは、以下のとおりです。

  1. セキュリティを重視する
  2. 拡張性を考慮する
  3. 簡潔さを保つ

一つずつ詳しく説明していきます。

1.セキュリティを重視する

VPC は、インターネットから隔離されたプライベートネットワークです。そのため、セキュリティを重視した設計が重要です。

マルチゾーン構成で高可用性を実現する

VPC 内のリソースを複数のゾーンに分散することで、単一のゾーン障害による影響から保護することができます。

ネットワーク ACL とセキュリティグループを使用してトラフィックを制御する

ネットワーク ACL は、サブネットへのトラフィックを制御するためのフィルタリングルールです。セキュリティグループは、インスタンスへのトラフィックを制御するためのフィルタリングルールです。

サービスアカウントを使用して VM を分離する

サービスアカウントは、特定のアプリケーションやサービスに関連付けられた IAM アカウントです。サービスアカウントを使用して VM を分離することで、アプリケーションやサービスの間でのトラフィックを制御することができます。

タグを使用して自動化でセキュリティポリシーをモニタリングする

タグを使用して、インスタンスやサブネットをグループ化することができます。タグを使用して自動化でセキュリティポリシーをモニタリングすることで、セキュリティポリシーの遵守状況を把握することができます。

2.拡張性を考慮する

VPC ネットワークは、将来の拡張を想定して設計する必要があります。

将来の拡張を想定してネットワークサイズを決定する

VPC ネットワークの CIDR ブロックは、将来の拡張を考慮して決定する必要があります。

サブネットを役割別に分けて管理する

サブネットを役割別に分けて管理することで、拡張やメンテナンスが容易になります。

オンプレミスネットワーク構築においても、拡張性を考慮した設計を行うことは重要です。私も、上記の考え方を念頭に置いて設計を行っていました。

3.簡潔さを保つ

VPC ネットワークは、複雑な構成を避け、簡潔さを保つように設計する必要があります。

複雑なネットワーク構成を避ける

複雑なネットワーク構成は、管理が難しくなり、セキュリティのリスクを高める可能性があります。

オンプレミスネットワーク構築においても、この考え方は同様です。私も、常に「Simple is Best」を念頭に置いて設計を行ってきました。

明確な命名規則を使用する

明確な命名規則を使用して、VPC ネットワークを簡単に理解できるようにします。

注意点

具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • VPC ネットワークは、共通の要件を持つリソースをまとめるように設計する。
  • 複数の作業グループが使用する場合は、共有 VPC を使用する。
  • サブネットレベルでネットワークユーザーロールを付与する。
  • リソースに複数のネットワークインターフェースが必要な場合は、単一のホストプロジェクトを使用する。

これらのベストプラクティスを参考にすることで、安全で拡張性のある VPC ネットワークを設計することができます。

GKE でエイリアスIPを使用する際に発生するトラブルシューティング方法

Google Kubernetes Engine(GKE)でエイリアスIPを使用する際に発生するトラブルシューティング方法を説明します。

エイリアスIPは、単一のIPアドレスを使用して、複数のKubernetes Podにアクセスできるようにする機能です。エイリアスIPを使用すると、PodのIPアドレスを変更することなく、Podにアクセスする方法を一元化できます。

トラブルシューティング方法

トラブルシューティング方法は、以下のとおりです。

エイリアスIPの作成に失敗する場合

  • エイリアスIPの作成に必要な権限を持っているか確認します。
  • エイリアスIPの作成に必要なリソースが十分にあるか確認します。
  • エイリアスIPの作成に必要なネットワークポリシーが設定されているか確認します。

エイリアスIPにアクセスできない場合

  • エイリアスIPが作成されているか確認します。
  • エイリアスIPのルーティングが正しく設定されているか確認します。
  • エイリアスIPにアクセスするPodが稼働中か確認します。

エイリアスIPを使用する際の注意点

また、エイリアスIPを使用する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • エイリアスIPは、単一のIPアドレスを使用して複数のPodにアクセスできるようにする機能です。そのため、エイリアスIPにアクセスするPodは、すべて同じネットワークに属する必要があります。
  • エイリアスIPは、PodのIPアドレスを変更することなく、Podにアクセスする方法を一元化できます。ただし、エイリアスIPのルーティングが正しく設定されていない場合、Podにアクセスできない場合があります。

上記のトラブルシューティング方法と注意事項を参考に、エイリアスIPに関する問題を解決してください。

ディザスタリカバリ(Disaster Recovery)と高可用性(High Availability)

Google Cloud では、アプリケーションのディザスタリカバリ(DR)と高可用性(HA)を実現するために、さまざまなアーキテクチャが提供されています。

DRアーキテクチャ

DRアーキテクチャは、本番環境に障害が発生した場合に、アプリケーションを別の場所に復旧できるようにするものです。GCPでは、以下の2つのDRアーキテクチャが提供されています。

  • ホットスタンバイ:本番環境と完全に冗長なDR環境を用意し、常に最新のデータと状態を保持する。
  • ウォームスタンバイ:本番環境とDR環境の間でデータと状態を同期する。

HAアーキテクチャ

HAアーキテクチャは、本番環境に障害が発生した場合でも、アプリケーションを継続的に提供できるようにするものです。GCPでは、以下の2つのHAアーキテクチャが提供されています。

  • フェイルオーバー:本番環境に障害が発生した場合、DR環境に切り替える。
  • フェイルバック:DR環境でアプリケーションを復旧した後、本番環境に戻す。

DRとHAの組み合わせ

DRとHAは、それぞれ独立して実装することも、組み合わせて実装することもできます。組み合わせて実装することで、より高い可用性と復旧性を実現することができます。

DRとHAの設計上の考慮事項

DRとHAを設計する際には、以下の点を考慮する必要があります。

  • リカバリ時間目標(RTO):障害が発生してからアプリケーションを復旧するまでに許容される時間。
  • リカバリポイント目標(RPO):障害が発生した時点からのデータ損失を許容できる範囲。
  • コスト:DRとHAを導入するコスト。

DRとHAの導入方法

Google CloudにおけるDRとHAの導入方法は、以下の3つのステップに分けられます。

  1. DRとHAの要件を定義する
  2. DRとHAのソリューションを設計する
  3. DRとHAのソリューションを実装する

1. DRとHAの要件を定義する

DRとHAの導入前に、まず自社のビジネスにとってどのようなDRとHAが必要なかを定義する必要があります。具体的には、以下の項目を検討します。

  • 災害の種類と規模
  • 復旧までの目標時間
  • 復旧するデータやアプリケーションの種類
  • コスト

2. DRとHAのソリューションを設計する

DRとHAの要件を定義したら、次にDRとHAのソリューションを設計します。具体的には、以下の項目を検討します。

  • バックアップの種類と頻度
  • 復旧のワークフローと手順
  • 監視とテストの計画

3. DRとHAのソリューションを実装する

DRとHAのソリューションを設計したら、次にそれを実装します。具体的には、以下の項目を実施します。

  • バックアップの設定
  • 復旧のワークフローと手順の作成
  • 監視とテストの実施

DRとHAの導入のメリット

DRとHAを導入することで、以下のメリットが得られます。

  • 災害発生時の事業継続性の確保
  • データの損失やサービス停止のリスクの低減
  • ビジネスの安定性と信頼性の向上

まとめ

Google Cloud では、アプリケーションのDRとHAを実現するために、さまざまなアーキテクチャとサービスが提供されています。自社のニーズに合ったDRとHAアーキテクチャを検討し、適切なサービスを導入することで、ビジネスの継続性を高めることができます。

まとめ

本日は下記3点について説明しました。

  1. VPC 設計のベストプラクティス
  2. GKE でエイリアスIPを使用する際に発生するトラブルシューティング方法
  3. ディザスタリカバリ(Disaster Recovery)と高可用性(High Availability)

VPC設計のベストプラクティスで説明している、「3.簡潔さを保つ」の「複雑なネットワーク構成を避ける」は、私がオンプレミスのネットワーク構築する際も心がけていたことの一つです。私のモットーの一つが「Simple is Best」なので、オンプレのネットワーク構築する際は、シンプルにすることを心がけていました。

これからも、Macのシステムエンジニアとして、日々、習得した知識や経験を発信していきますので、是非、ブックマーク登録してくれると嬉しいです!

それでは、次回のブログで!

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