私は現在、情報処理安全確保支援士の勉強をしています。その理由については、ブログの最後に記載しています。
この記事では、この資格の概要、試験内容、そして私がこの資格を目指す理由についてお話しします。
情報セキュリティに関する知識を深めたい方や、新たな挑戦をしたい方に向けた内容となっています。
是非、最後までご覧いただけると嬉しいです。
概要
情報処理安全確保支援士は、サイバー攻撃による社会的脅威の増大に対応するために、経済産業省が認定する国家資格です。
サイバー攻撃の増加・高度化と社会的なIT依存度の高まりにより、サイバーセキュリティ対策は経営リスクや社会的責任として非常に重要な課題となっています。この課題を解決するために、サイバーセキュリティに関する高度な知識・技能を有する人材の確保が急務となっていました。
情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティに関する実践的な知識・技能を有することを証明する資格です。情報セキュリティの企画・実施・運用・評価など、幅広い分野で活躍できる人材として期待されています。
出題範囲
午前Ⅰの試験
- テクノロジ系
- 基礎理論
- コンピュータシステム
- 技術要素
- 開発技術
- マネジメント系
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- ストラテジ系
- システム戦略
- 経営戦略
- 企業と法務
午前Ⅱの試験
- データベース
- ネットワーク
- セキュリティ
- システム開発技術
- ソフトウェア開発管理技術
- サービスマネジメント
- システム監査
午後の試験
- 情報セキュリティマネジメントの推進又は支援に関すること
- 情報システムの企画・設計・開発・運用における絵キュリティ確保の推進又は支援に関すること
- 情報及び情報システムの利用におけるセキュリティ対策の適用の推進又は支援に関すること
- 情報セキュリティインシデント管理の推進又は支援に関すること
試験時間
試験方式 | 出題数 | 試験時間 | 合格基準点 |
午前I試験(共通問題) | 多肢選択式(四肢択一) | 30問 | 50分 |
午前Ⅱ試験 | 多肢選択式(四肢択一) | 25問 | 40分 |
午後試験 | 記述式 | 出題数:4問(解答数:2問) | 150分 |
試験日程
年2回(4月・10月)
受験料
7,500円
合格率
試験区分 | 年度 | 合格率 |
情報処理安全確保支援士 | 2011年 | 13.7% |
2012年 | 13.8% | |
2013年 | 13.9% | |
2014年 | 14.0% | |
2015年 | 15.6% | |
2016年 | 14.9% | |
2017年 | 16.7% | |
2018年 | 17.1% | |
2019年 | 19.1% | |
2020年 | 19.4% | |
2021年 | 20.7% | |
2022年 | 20.2% | |
2023年 | 21.9% |
合格基準
全ての試験において、100点満点中、60点が合格点となります。
全ての試験で、合格点を満たす必要があります。
取得を目指す理由
私が情報処理安全確保支援士を目指す理由は、前職でランサムウェア被害に遭った顧客の対応を行った経験があるからです。それまでランサムウェアの名前は耳にしていましたが、実際に見たことはなく、その存在を半信半疑でした。
しかし、取引のあった顧客のサーバーがランサムウェアにより被害を受け、サーバー内のデータが全て暗号化(パスワード付きファイルに変換)されたことを目の当たりにしました。
この経験から、サイバーセキュリティの重要性を痛感し、セキュリティ分野に特化したエンジニアを目指すようになりました。前職ではオンプレミス環境が主でしたが、人口減少に伴い、機器の管理や保守を行える人材が減少すると考えられます。そのため、クラウド利用の増加が予想されることから転職を決意しました。
近年のAIブームにより、より高度なウィルスが出現する可能性が高まっており、それに対抗するためのセキュリティ人材の重要性は増しています。
これらの理由から、私は情報処理安全確保支援士を目指すことにしました。
今後、試験対策用の記事も公開する予定です。
まとめ
今回は、下記8点について説明しました。
- 概要
- 出題範囲
- 試験時間
- 試験日程
- 受験料
- 合格率
- 合格基準
- 取得を目指す理由
サイバーセキュリティの重要性は、今後AIが普及する世界において、さらに高まる可能性があります。それに伴い、情報処理安全確保支援士への需要も増加すると予想されます。
これからも、Macのシステムエンジニアとして、日々、習得した知識や経験を発信していきますので、是非、ブックマーク登録してくれると嬉しいです!
それでは、次回のブログで!