今回の記事は、初めてMacを使っている人が、すこし上のレベルに行くために、Macを使いこなしている人が行っている設定3選をご紹介します。
私は、Macを主に販売する会社で15年システムエンジニアとして働いているので、その観点で書いていきます。
それでは、早速結論、
- Mission Control
- 拡張子表示
- Dock設定
上記3点です。
Mission Control
Mission Controlは、開いているウィンドやデスクトップ、複数開いたウィンドウを全体的に表示することができ、作業スピードを高めることができる機能です。
私は、画面のコーナーにMission Controlを設定しています。仕事柄、顧客先でこの操作を行っていると、「やはりプロですね〜。」って言われますが、「いやいや、ただのMacの機能です…。」って心の中で思っています。(笑)
では、設定手順を説明します。
■設定手順
1.システム環境設定を開きます
※システム環境設定は、Dockのなか以外に、画面左上アップルメニューの中か、アプリケーションフォルダから開くことができます。
2.Mission Controlを開きます
Mission Controlを選択します。
3.ホットコーナーを開きます
Mission Controlの設定は、キーボードのキーやマウスのボタン(主ボタン、副ボタン等)にも設定できますが、誤操作の原因になりますので、Macの操作に慣れてきたら、設定することをおすすめします。
理由は、過去、「Mighty Mouse」というマウスがリリースされた当初、そのマウスにはサイドボタンがありました。そのサイドボタンにMission Controlの元となった「Expose」という機能が設定されていました。Mac操作中に、そのサイドボタンを押してしまい、顧客から「いきなり画面が変わってしまった」というお問い合わせをよく頂きました。
サイドボタン等は、普段、意識せず触っている部分なので、マウス等にMission Controlの設定を行うと、誤操作の原因となるので、操作に慣れてきたら設定しましょう!
4.各コーナーに各機能を割り当てる
今回は、
- 右上コーナー:Mission Control(すべてのアプリケーションウィンドウを画面全体に表示します)
- 右下コーナー:デスクトップ(すべてのウィンドウを移動しデスクトップを表示します)
- 左上コーナー:スクリーンセーバを開始する(スクリーンセーバを開始します)
- 左下コーナー:アプリケーションウィンドウ(前面で動いているアプリケーションのウィンドウを画面全体に表示します)
上記設定とします。
設定が終わったら、「OK」ボタンを選択し、システム環境設定の画面も閉じます。
5.動作ムービー
拡張子表示
拡張子とは、ファイルの種類を表すもので、ファイルの末尾に1文字〜4文字程度の文字列です。
Macの初期設定では、拡張子は表示していません。それでも、通常使用では支障はありません。特に、Macの場合、OS側が何のファイルかを認識し、最適なアプリケーションを使用してファイルを開くからです。
しかし、拡張子が表示されていないと、一見、このファイルが何のファイルかがわかりません。その場合、誤って実行ファイル等を開いてしまい、ウィルスに感染してしままう可能性もあるので、拡張子を表示し、何のファイルかを認識する必要があります。
以上のことから、拡張子を表示しておくことをおすすめします。
■設定手順
Finderメニュー→環境設定
画面左上のアップルマークの右側が、Finderになっていることを確認します。
Finderではない場合、DockのFinderアイコンを選択するか、キーボードの⌘キーを押した状態で、Tabキーを押すと、押すたびに、アプリケーションが切り替わるので、Finderにカーソルを合わせます。
Finderメニューを選択し、「環境設定…」を選択します。
詳細→すべてのファイル名拡張子を表示をオン
「詳細」アイコンを選択し、「すべてのファイル名拡張子を表示」を選択します。
すると、拡張子が表示されます。
拡張子を表示することで、そのファイルが何のファイルをひと目で確認することができるので、是非表示しておきましょう!
Dock設定
Dockとは、日頃よく使用するアプリケーションやフォルダ、書類やWebページを登録しておくことができる機能です。
初期設定では、画面下に表示されています。
ここで少し、Dockの説明をします。
Dockは、大きく3つのパートに分かれています。
まず、一段左のパートがアプリケーションパート。頻繁に使用するアプリケーションを登録しておくことができます。
次に、真ん中のパートが、最近使用したアプリケーションパート。最近使用したアプリケーションで、アプリケーションパートに登録されていないアプリケーションが表示されます。ここから、Dockに追加等を行うことができます。
最後、一番右のパートが、書類、フォルダ、Webページのパート。ここには、頻繁に使用する書類やフォルダ、Webページ等を登録しておくことができます。
ちなみに私は、この一番右のパートが一番多いです。仕事でたまに使用する書類等を登録しておくことで、検索の手間を省くことができます。
Dockにアプリ等を追加する場合は、該当のアプリ等をドラッグ&ドロップで各パートの部分に入れると追加されます。URLを登録する場合は、WebブラウザのURLを全選択した状態で、ドラッグ&ドロップすることで登録できます。
Dockからアプリケーション等を開く場合、ワンクリックで開くことができます。
Dock設定カスタマイズ
今回は、Dockを非表示にし、アイコンサイズを小さく、カーソルを当てたときだけ、アイコンが拡大するよう設定します。
Dockは、通常、常時表示されており、書類を開いた際も、常時表示しているので、書類の一部が隠れてしまいます。よって、Dockは非表示にしておくことをオススメします!
システム環境設定→Dockとメニューバー
システム環境設定の中の「Dockとメニューバー」を選択します。
Dockとメニューバー設定
①Dockを自動的に表示/非表示をオン
→オンにすると、通常Dockは表示されず、カーソルをDockがある位置に移動すると表示されます。
②「拡大」のチェックを「オン」、スライダーを一番右端の「最大」に合わせる
→Dockの大きさを拡大するアニメーション設定です。
③「Dockサイズ」を一番左端の「小」に合わせ、システム環境設定の画面を閉じます
→Dockの大きさを設定します。
動作ムービー
まとめ
今回の記事では、Mac初心者の方がプロっぽくみえるテクニック3選について説明しました。
<テクニック3選>
- Mission Control
- 拡張子表示
- Dock設定
上記設定を行うだけで、かなりMacを使いこなしている人に見えます。
私も、全ての設定を行っています。
これからも、Macのシステムエンジニアとして、日々、習得した知識や経験を発信していきますので、是非、ブックマーク登録してくれると嬉しいです!
それでは、次回のブログで!