今回は、初めてWindows 11 のPCを購入した方に向けて、Windows 11のセットアップ方法を説明します。
先日、20年ぶりに自分のPCとしてWindows PCを購入しました。前職でパソコンの販売をしていたため、セットアップの経験は何度かありますが、自分のPCとしてWindowsをセットアップするのは実に20年ぶりです。また、Windows 11のセットアップ経験は数回程度にとどまります。
新入社員として入社したSIerで、人生で初めてパソコンのセットアップを経験しました。最初は何も分からなかったですが、その後、人生で何千台ものPCセットアップを行うことになるとは、思ってもみませんでした。
新学期を迎えるこの時期には、パソコンのセットアップを必要とする人も多いと思います。当ブログを参考に、みなさんも、自分でパソコンのセットアップに挑戦してみてください。
大切なポイントは、後で変更することが難しい点をしっかりとおさえておくことです!
是非、最後までご覧いただけると嬉しいです。
2種類のアカウント
今回説明するセットアップ方法は、Microsoft アカウントを使用する方法です。企業や学校の共有PCをセットアップする場合、「ローカルアカウント」が必要になります。その場合は、Google 検索で「Windows11 ローカルアカウント セットアップ」で検索し、該当ページを参考にセットアップしてください。
Microsoft アカウントを使用してサインインするメリットには以下のようなものがあります。
- セキュリティの強化:Windows Hello や2段階認証など、Microsoft アカウントによるセキュリティ機能を活用できます。これにより、不正アクセスからアカウントを守ることができます。
- データの同期:異なるデバイス間でお気に入りの設定、壁紙、ブラウザのブックマークなどを同期できます。これにより、どのデバイスを使用しても一貫したユーザー体験を得られます。
- OneDrive によるファイルのバックアップ:Microsoft アカウントを使うと、OneDrive にファイルを保存し、任意のデバイスからアクセスできます。これにより、ファイルのセキュリティが向上し、どこからでもアクセス可能になります。
これらのメリットを享受したい場合は、Microsoft アカウントでセットアップしてみてください。
1. 国または地域
まず、「国または地域」の設定から始めます。自分が住んでいる国または地域を選択してください。この設定は後から変更が可能です。
2. キーボードレイアウトまたは入力方式
次は、入力方式を選択します。「Microsoft IME」を選択後、「はい」を選択します。
3. 2つめのキーボードレイアウト
2つめのキーボードレイアウトを設定します。ない場合は、「スキップ」を選択します。
4. ネットワーク接続
ネットワークの設定を行います。使用しているWi-Fiの名前(SSID)を選択し、「接続」をクリックします。有線接続をご利用の場合は、LANケーブルを接続することで有線接続の設定を行うことができます。
パスワード入力後、「次へ」を選択します。
「次へ」を選択します。
5. アップデート確認
アップデートを確認します。状況によっては、パソコンが複数回再起動することがあります。
6. ライセンス契約の同意
ライセンス契約のページが表示されたら、「同意」を選択します。
7. デバイス名の設定
デバイス名を設定します。この名前は後から変更することが可能ですし、スキップすることもできます。入力が完了したら、「次へ」を選択します。
8. Microsoft エクスペリエンス
Microsoft アカウントでサインインするための設定を行います。「サインイン」を選択します。
Microsoft アカウントを入力した後、「次へ」を選択します。もしMicrosoft アカウントをお持ちでない場合は、「アカウントをお持ちでない場合、作成できます」の下にある「作成」を選択すると、新規Microsoft アカウントの作成画面に進めます。
Microsoft アカウントのメールアドレスに送信されたコードを入力し、「サインイン」を選択します。
9. セットアップ方法の選択
新しいPCとして設定する場合、「新しいPCとしてセットアップする」を選択し、「次へ」を選択します。他のPCからMicrosoft アカウントを使用してデータを引き継ぐ場合は、「PCから復元する(Windows 10 以上)」を選択します。
10. PINの作成
PINの設定を行います。PINは、パスワードと同様の役割を果たすものです。
PINを入力後、「OK」を選択します。PINは、後から変更することが可能です。忘れないようにしてください。
11. デバイスのプライバシー設定の選択
デバイスのプライバシー設定を選択します。私は、すべてを「いいえ」に設定しています。設定が完了したら、「同意」を選択します。
12. PCメーカー設定
PCメーカー固有の設定を行います。今回はLenovo製のPCをセットアップしているため、Lenovoのプロファイル設定を行いますが、PCメーカーによって設定画面が異なることがあります。また、この設定をスキップすることもできます。入力が完了したら、「次へ」を選択します。
引き続き、プロファイルの設定を行います。必要な項目だけチェックを入れて「次へ」を選択します。
13. エクスペリエンスのカスタマイズ
Microsoft エクスペリエンスの設定を行います。これはWindows 11に搭載された新機能で、ユーザーのニーズに応じたよりパーソナライズされた、効率的で没入感のあるPC体験を提供します。この設定は、スキップするか、後で変更することも可能です。
私はこの設定をスキップしました。必要な項目にチェックを入れて、「承認」を選択するか、「スキップ」を選択します。
14. PCから電話の使用する
PCで電話の着信応答やテキストメッセージに返信する設定を行います。使用しない場合は、「スキップ」を選択します。
Microsoft Edgeを使用する際に、閲覧履歴やお気に入りなどの情報をGoogle Chromeなど他のWebブラウザで利用できるようにする機能の設定画面です。私は「今はしない」を選択しました。
16. Xbox Games Pass Ultimateの設定
「Xbox Game Pass Ultimate」の設定を行います。Xbox Game Pass Ultimateは、XboxおよびPCで利用可能なサブスクリプションサービスで、100以上の高品質ゲームへのアクセスなどを提供します。
私は「今はスキップする」を選択しました。
17. 更新プログラムの適用
更新プログラムが実行されます。これは自動的に行われるため、しばらくお待ちいただく時間になります。
18. ログイン画面
更新が完了すると、ログイン画面が表示されます。画面をクリックすると、PIN入力画面に移動します。
先ほど「10. PINの作成」で設定したPINを入力してログインします。
19. デスクトップ
デスクトップ画面が表示されます。以上で、Windows 11のセットアップは、終わりになります。
まとめ
今回はWindows 11のセットアップ方法について説明しました。ローカルアカウントでセットアップする場合、手順が少し異なるので注意が必要です。
このブログを参考にして、パソコンのセットアップを行ったことがない方もぜひチャレンジしてみてください。セットアップは生涯で数回しか行わないかもしれませんが、非常に簡単なので、自分で行うことをおすすめします。
これからも、Macのシステムエンジニアとして、日々、習得した知識や経験を発信していきますので、是非、ブックマーク登録してくれると嬉しいです!
それでは、次回のブログで!