はじめのPremiere Pro入門講座②YouTube動画の作成と公開までを説明します!-その弐-

Premiere02キャッチ アプリ

今回も、前回に続きAdobe Premiere Pro初心者の方に向けて、YouTube用動画編集とアップロードまでを説明します。

私は、仕事柄、Adobeソフトの講習を行っています。その経験を活かして、Adobeソフトの操作方法について説明します。

タイムラインパネル

前回のブログで、タイムラインパネルに動画を配置するところまで説明したので、今回のブログでは、このタイムラインパネルの説明を行います。

タイムラインパネル全体

Vトラック

Vトラックは、映像用のトラックです。トラックとは、「領域」という意味合いで使われます。トラックは、複数あり、数字が高くなると上の階層になります。Illustratorのレイヤーと同じ扱いになります。

Aトラック

Aトラックは、音楽用のトラックです。数字が高くなると下に配置されていますが、実際は上の階層になります。

ズーム・スクロールスライダー

ズーム・スクロールスライダーは、左右の両端部分をドラッグすると、ズームイン・アウトができます。また、スライダーを移動すると、タイムラインを移動できます。

動画編集の際、時間が長くなる場合に縮小表示を行ったり、また、動画の細かな調整を行いたいときに拡大表示を行ったりします。

配置されている素材を80%表示したい場合、キーボードの「¥」キーをおすと80%表示になります。下記動画は最後に「¥」キーで80%表示にしています。

ズームスライダー

シーケンスの挿入/上書き

別のシーケンスを素材として挿入/上書きするか、シーケンスとして扱うかを選択します。

シーケンスの挿入

タイムラインをスナップイン

素材をタイムラインに配置する際、前の素材の最後と次の素材の先頭を綺麗に合わせるかの設定です。初期設定ではオンです。

スナップイン

リンクされた選択

動画素材の場合、映像と音声があります。それを一緒(リンク)して選択するかしないかの選択です。初期設定では、リンクされています。

リンクされた選択

マーカーを追加

マーカーを追加を使用すると、素材のポイントにマーカーを追加できます。テロップを入れる位置等マーカーをつけたい部分で選択するとマーカーを追加できます。削除する場合は、マーカーを右クリックし「マーカーを削除」を選択します。

マーカーを追加

タイムライン表示設定

タイムラインの表示項目を設定できます。表示されているものにチェックが入っています。

タイムライン表示設定

素材編集2

それでは、次の動画も切り取り(トリミング)を行っていきます。

1.「02Movie.mp4」を読み込み

プロジェクトパネルから「02Movie.mp4」をダブルクリックして読み込みます。

02Movie読み込み

ソースパネルに「02Movie.mp4」が読み込まれます。

02Movie読み込み_ソース

2.素材の切り取り(トリミング)

再生ヘッドを「0」と入力し「returnキー」(Enterキー)を選択します。その後、動画を再生してください。

再生ヘッド最初

この動画は、1秒目までの部分で切り取り、19秒目で切り取りします。再生ヘッドに「1.0」と入力し「returnキー」(Enterキー)を選択します。

1.0秒目

最初から1秒目までを切り取りますので、「インをマーク」を選択します。

インをマーク_1.0

動画の最初から1秒目までが切り取られます。

インマーク後

次は、動画の19秒目までで動画を切り取りしますので、再生ヘッドに「19.0」と入力し「returnキー」(Enterキー)を選択します。

19.0秒目

「アウトをマーク」を選択すると「19秒目」で動画が切り取られます。

アウトをマーク後

3.タイムラインパネルへ配置

タイムラインパネルは、80%表示になっているので、「ズーム・スクロールスライダー」の右端を左方向に移動して表示倍率を50%程度に変更します。

縮小表示
縮小表示後

トリミングした素材をタイムラインパネルに配置します。ソースパネルの動画をドラッグしてタイムラインパネルに配置します。「タイムラインをスナップイン」が有効になっているので。「01Movie.mp4」の最後と「02Movie.mp4」がくっつきます。

タイムラインパネルへ配置

レザーツール

素材の切り取り方法は、「インをマーク」「アウトをマーク」以外にもあります。それが、ツーパネルのレザーツールです。レザーツールを使用すると、簡単に動画の切り取りができます。長い動画を複数に分割する際にも使用するツールです。それでは、実際の操作方法を説明します。

1.「03Movie.mp4」の配置

プロジェクトパネルから「03Movie.mp4」を選択し、タイムラインパネルへ配置します。

03Movie.mp4を配置

2.再生ヘッドを変更

再生ヘッドに「55.0」と入力して「returnキー」(Enterキー)を選択します。

再生ヘッド_55.0

3.レザーツール

ツールパネルから「レザーツール」を選択します。

レザーツール

4.素材を分割

再生ヘッドがある位置にカーソルを合わせ、クリックします。

レザーツール使用

素材が分割されます。

素材分割

5.分割素材を削除

分割した素材を削除します。ツールパネルから選択ツールを選択します。

選択ツール

分割した素材を選択ツールでクリックして選択します。

分割素材選択

選択後、「deleteキー」を押して素材を削除します。

素材削除後

このように、「レザーツール」を使用すると簡単に素材を分割することができます。

素材編集3

それでは、残りの動画もタイムラインパネルに配置します。

1.「04Movie.mp4」配置

「ズーム・スクロールスライダー」を調整し、40%程度の表示に変更します。

その後、プロジェクトパネルから「04Movie.mp4」を選択しタイムラインパネルへ配置します。

04Movie配置

2.「1:10:00」で分割

再生ヘッドに「1.10.0」と入力し、「1分10秒目」に移動します。

1分10秒目

レザーツールで「1分10秒目」部分でクリックして素材を分割後、分割した素材を削除します。

分割素材削除_1:10:00

3.「05Movie.mp4」配置

プロジェクトパネルから「05Movie.mp4」をタイムラインパネルに配置します。「05Movie.mp4」は分割せずそのまま使用します。

05Movie配置

リンク解除

素材のリンク解除について説明します。通常、動画をタイムラインパネルに配置すると、音声も配置されます。動画によっては、別の音声を使用することもあるので、音声だけ削除したいときがあります。そのような時に、リンク解除を使用します。リンク解除の方法は、2通りあるので説明します。

1.プロパティメニュー

リンクを解除したい素材を右クリックすると、プロパティメニューが表示されます。その中に、「リンク解除」があります。今回は、「01Movie.mp4」の映像と音声のリンクを解除します。「01Movie.mp4」を選択し、右クリックすると「プロパティメニュー」が表示されます。その中の「リンク解除」を選択します。

リンク解除

ツールパネルから選択ツールを選択し、オーディオトラックを選択します。

オーディオトラック選択

オーディオトラックを選択した状態で、「deleteキー」を選択して削除します。

オーディオトラック削除

2.選択ツール + optionキー

もう一つのリンクを解除する方法が、選択ツールと「optionキー」(altキー)を併用する方法です。

ツールパネルで「選択ツール」を選択している状態で、「optionキー」(altキー)を押しながらオーディオトラックを選択すると、オーディオトラックのみ選択することができます。

リンク解除_option

オーディオトラック選択後、「deleteキー」を押して削除します。

オーディオトラック削除

このように、「選択ツール + optionキー」で、素材のリンクを解除することができます。

それでは、「03Movie.mp4」から「04Movie.mp4」のオーディオトラックも削除します。複数の素材のリンクを解除しながら選択する場合は、選択ツールで「shiftキー」と「optionキー(altキー)」を併用することで選択できます。

複数選択

複数選択後、「deleteキー」を押して削除します。

複数選択削除

このように、リンクされた素材を削除する場合、「リンク解除」でリンクを解除することができます。

まとめ

今回説明した内容は下記5点です。

  1. タイムラインパネル
  2. 素材編集2
  3. レザーツール
  4. 素材編集3
  5. リンク解除

次回も引き続き、動画編集を行っていきます。

これからも、Macのシステムエンジニアとして、日々、習得した知識や経験を発信していきますので、是非、ブックマーク登録してくれると嬉しいです!

それでは、次回のブログで!

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